中川陽向
Joined NRTAS in 2018
新潟空港の近くで育った私は、空港がずっと身近な存在でした。就職活動では、旅行代理店やブライダルに興味があったのですが、たまたま訪れたNRTASの説明会で印象的な社員に出会ったんです。仕事についてイキイキと話されている姿がとてもかっこよく、航空業界に憧れを持っていたものの、何をしたいか定まっていなかった私は「こんな人と仕事がしたい」と思い、入社を決めました。
入社後、私は旅客機のハンドリングをする部署に配属され、その先輩のようになりたい一心で業務に邁進してきました。その先輩は貨物機の担当でしたが、入社7年目で、その先輩と同じ部署になったんです。いまは先輩に私から旅客機の知見を教えたり、逆に貨物の知識を教えていただいたり、互いに足りないところを補い合えるような関係になっています。
現在は、ANAの国際線・国内線の機側責任者として、1日に5〜7便を担当しています。航空機のそばで、貨物や郵便物、手荷物などが決められた場所に搭載されているかをくまなくチェックしたり、「危険物」として定められた貨物を把握した上でその種類を出発前に機長に通知し温度管理を行ったりと、航空機に搭載するすべての荷物の安全を守るのが任務。
中でも私がとくに気にかけているのが、犬や猫などのペットです。お客様が預ける犬や猫は、真っ暗な部屋に貨物と一緒に乗せられますが、ペットにも飛行機を快適に過ごしてもえるよう、寒い時期はなるべく早く機内に入れてあげたり、便が到着したら早く飼い主に会わせてあげられるようにしたりと、自分が飼い主になったつもりで「大丈夫かな」「息苦しくないかな」と心を砕いています。ハンドリングは限られた人数で担当しますが、 私はペットも「大切なお客様」としてケアしたいという思いから、率先して取り組んでいます。
旅客機の責任者業務だけでなく、貨物専用機の搭載業務にも携わっています。コロナ禍で貨物のニーズが高まったタイミング以降、ANAの貨物専用機でのハンドリングの丁寧さは、さまざまな企業から高い評価をいただいています。
成田は、湿度が高く雨がよく降るシーズンがありますが、野菜や魚などの生鮮品には防水カバーがかけられない状態で届くことも少なくありません。旅客機でも貨物専用機でも濡損を与えず綺麗に保たれた状態で次の空港へ運べるよう、ビニールの準備など対応には最大限の注意を払っています。
こうしたビニールかけも、NRTASの社員から自発的に提案され、そのまま定着したものです。ANAで貨物便を扱っている空港は成田空港だけですが「NARITAプライド」という言葉があるように、ANAグループ一丸となって成田の品質を向上させるべく、若年層からベテラン社員まで、一人ひとりが品質を高めていこうという気概に満ちあふれています。
「暇をもてあそぶ社員がいない」。NRTASではそんな声を聞きます。自分が手が空いた時には、困っている便がないか無線で聞き、すぐに駆けつけ、なんとしても定刻に便を飛すために皆で助け合っていく、そんな文化から生まれた言葉です。
NRTASは年次を超えてそれぞれが互いにリスペクトしあう、フレンドリーであたたかい雰囲気。本当に人と人とのいい関係が保たれている職場だと感じます。海外の空港がお手本とする、世界トップのハンドリング品質を誇る成田空港ですが、それが実現できているのも、根底に社員同士の関係性の良さが大きく影響していると思います。
便が出発するまでは私語もなく真剣に働く社員ですが、飛び立ったあとに次の便の準備をするまでのちょっとした時間で会話をするのはおなじみの光景です。昼ご飯は何を食べるか、最近の趣味などの雑談だけでなく、業務の反省やフォロー、成田空港の最新情報など、年次の上下に関わらず何でも教え合っています。私は、どんな仕事をするかより、誰と仕事をするかが大切だと考えています。時につらく、苦しい局面があっても、周囲に助けられていまがある。人がいい、社風がいい。そんな職場で働きたい学生さんは、ぜひ一度NRTASの説明会を覗いていただければと思います。
出社
出社後は朝礼を実施し15分かけて空港内の事務所に向かいます。
備品準備
事務所で当日使用する備品を準備します。
また、メールで最新情報を取得します。
旅客便の責任者業務
15:00頃のバンク帯のアジアからの到着便および17:00〜19:00頃のアジアやアメリカへ向かう出発便・到着便を合わせて平均3〜4便を担当します。
休憩(1時間)
①旅客便の責任者業務 or ②貨物専用機の搭載業務
(①)21:30出発 NH182(エアバスA380機での運航便)を担当します。
(②)22:00出発 アジアへの貨物専用機の搭載業務を担当します。
業務終了
終礼をし、業務を終えます。
ルール
30秒で質問に
なるべくたくさん答える
3サテ事務所
様々な社員とコミュニケーションを取れる場なので1番心地いい場所です。
飛行機の側
目の前に飛行機がある迫力を皆さんにも体験して頂きたいです。
展望デッキ
新入社員のころから飛行機を眺めることが好きだったので、学生時代を思い出させてくれる場所です。
ANAの国際線事業をリードするNRTASは
さらなる高みへ。新たな時代を切り開きます。